水まわりリフォームのポイント
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水まわりのリフォームで失敗しないポイント!
甍では、お客様それぞれの「理想の家」を実現させるお手伝いをさせていただいています。
浴室、キッチン、洗面台、トイレのそれぞれにおいて、重要なリフォームのポイントがありますので、ご紹介します。
浴室リフォームのポイント
冬でも暖かく快適に
浴室の事故で多いのがヒートショックによるものです。 ヒートショックとは、温度差によっておこる急激な体調変化のことで、寒くて震えたり、心臓がドキっとしたりする現象です。 ヒートショックは血圧や脈拍が急上昇するため、身体に大きな負担がかかり、お年寄りでは死亡事故につながるケースもあるのです。 特に冬に多い事故なので、浴室リフォームの際には、浴室と洗面所を暖かく保ち、温度差をなくす工夫をしましょう。 暖房機能が付いた浴室乾燥機なら取り付けが簡単ですし、床暖房が使える給湯器もあります。洗面所側は、ファンヒーターが使えるように、足元にコンセントを取り付けておくと便利です。
リラックスルームとしてのお風呂
浴室リフォームの際、単なる浴室の交換と考えるのではなく、空間にこだわり、自分にとって居心地のいい空間を演出してみて下さい。 バランス釜があったけどリフォーム後はその分も浴槽になるのでスペース広くすることもできます。 マンションでも、リラックスルームとしてのお風呂を実現することも可能です。まずは、どういう浴室にしたいか、項目をあげていくとイメージが固まると思います。
予算、時間との兼ね合いも
一昔前の浴室は、床や壁に直接タイルや石を貼っていく「在来工法」が多かったのですが、現在はパネルを現場で組み立てるシステムバスが主流です。 在来工法は工期が長く、掃除やメンテナンスが面倒なのですが、各家庭に合わせた自由なプランやデザインが楽しめます。 左の写真のようなシステムバスは、プランの中で部品を組み合わせていくのでデザインが限られますが、工期が短く、掃除が楽で水漏れの心配が少ないことから人気があります。 浴室リフォームの工期は、システムバスの交換だけなら1日~2日ですが、間取りを変えたり在来工法で行う場合は1週間~2週間程度かかることもあります。 リフォーム中はもちろんお風呂は使えなくなりますので、銭湯の確認はもとより、レンタル浴室の手配も可能ですので、お風呂対策を考えておきましょう。
キッチンリフォームのポイント
キッチンをどう使うか?
キッチンをどう使うか?
キッチンリフォームを考える際は、まず最初にダイニング、リビングとのつながり方でスタイルを検討しましょう。
スタイル選びはそれぞれ「料理をどのようにするか」というのがポイントです。 家族と一緒に料理を楽しみたい人にはオープンキッチンがオススメ。 料理は手早く済ませ、その後リビングでゆっくりしたいという人にはクローズドキッチンがいいでしょう。 ただ、オープンキッチンはダイニングから丸見えになってしまいます。 料理を一緒に楽しみたい、しかしお客様には煩雑なキッチンを見せたくない!という人にはセミオープンキッチンもあります。
目的に最適なキッチン・スタイル
- オープンキッチン
- → 家族と一緒に料理を楽しみたい方に
- クローズキッチン
- → 集中して手早く済ませ、その後リビングダイニングでゆっくりしたい方に
- セミオープンキッチン
- → 普段は開放したいけど、ごちゃごちゃしたキッチンを見せたくない方に
調理のしやすい形に決める
キッチンのスタイルを決めたら、次は「I型」「L型」といった、キッチンのレイアウトを考えましょう。 キッチンのレイアウトを決めるポイントは、「キッチン周りの構造」「コスト」「空間の広さと動線」の3つです。 構造上、キッチンの場所を変えられない場合は、基本的に同じレイアウトのキッチンを選ぶことになります。キッチンの価格は、同じ間口の場合、L型よりI型の方が安くなりますので、コストが厳しい場合には、I型がオススメです。
自分に合うキッチンの高さを選ぶ
「キッチンが低くて、長時間立つと腰が痛い...」 「キッチンが高すぎて、腕が疲れる」
など、キッチンの高さに関する不満は多いようです。 キッチンの高さは、一般的には80cm、85cm、90cmの3種類で、メーカーによっては、その間の82.5cmや87.5cmもありますが、一番メジャーなもので「85cm」が多く選ばれています。
一般的に、使いやすい高さは「身長÷2+5cm」が目安と言われます。しかし、背が低くても少し背筋を伸ばした方が作業しやすい、という方もいらっしゃいますし、あるいは子どもと一緒にキッチンに立ちたいので少し低めにしたい、というパターンもあります。ですから、自分たちのスタイルに合わせて、キッチンカウンターの高さを決めましょう。 また、シンクとコンロのどちらを基準にするかも大事なポイントです。コンロを丁度良い高さにすれば、シンクは若干低く感じます。 ただ、コンロの方が力を使う作業が多く、高さがあると調理がつらくなることもありますから、迷った時にはコンロを基準にして高さを決めるとよいでしょう。 また、ショールームで実際に立ってみて、比較しながら決めるのがオススメです。その時はヒールのある靴は脱いでスリッパにはきかえるなど、実際に料理をする状況を想定して確認するようにしましょう。
洗面台リフォームのポイント
どんな機能が必要か?
収納力が重要!
洗面所は、朝から歯磨き、洗顔、お化粧など身支度を整える場所。 まずは化粧室として機能する洗面所リフォームの工夫をしましょう。 化粧室の一番の特徴は小物の多さです。 歯ブラシ、タオル、髭剃り、化粧品のボトルやスプレーなどたくさんの小物があるので、洗面台の収納だけでは足りなくなることもあるでしょう。 これらの小物は、高い場所にある吊り戸棚や奥行きの深い収納に入れると不便です。 そんな時は、壁の厚みを利用する「壁埋め込み収納庫」を取り付けるリフォームをしてみましょう。 壁埋め込み収納庫の奥行きは10センチ程度ですから、小物の出し入れがしやすいだけでなく、しまってあるモノがひと目で見渡せるので、化粧品などの収納にとても便利です。
洗面台の「高さ」に注意
次に注意したいのが洗面台の高さです。 高めだと洗顔時に腰を曲げずに済み楽に感じるのですが、高過ぎると洗顔の水が肘に伝わって床が水浸しになってしまいます。 洗面台の高さは「身長165cmの人で80cm程度」を目安にするといいでしょう。 また洗面所リフォームの際には、家電用のコンセントを取り付けるのをお忘れなく。だんだん増えていくことを考慮し、少し多めに付けておきましょう。 リフォームはコンセントの移動、増設のチャンスですので、しっかり検討しましょう。
家事室としての洗面所リフォーム
洗面所に洗濯機がある場合は、家事室としての工夫をしましょう。 夜に洗濯した際も汚れ落ちがよく見えるよう、そばに照明器具を取り付けておくと便利です。 そして洗剤や柔軟材の置き場、洗濯物を入れて置く場所、干し場への移動など、家事がしやすいようにリフォームプランを考えていきましょう。 洗剤のストック類は普段使わないため、床下収納に入れておくとスペースの節約ができます。 また、家事はまとめてしたい、という方は、洗濯場とキッチンをスムーズに移動できるように通路を確保しておきましょう。
トイレリフォームのポイント
毎日使うから、安全が一番!
みんなが出入りしやすい入口
トイレの扉は、狭い廊下から入ることを考えて、幅が狭く作られていることも多くあります。つまり、年を取った時にスムーズな出入りが難しくなる可能性があるのです。 トイレリフォームの際には、ドアの形を見直し、できれば引き戸にしましょう。ドアだけでなく、敷居などの段差は無くし、ドア前のスペースも広めに取っておきましょう。将来、人に支えられたり、車椅子で出入りをする時に動きやすくなります。
手すりをつけましょう
手すりが無いと、立ち上がる時にペーパーホルダーをつかみ、いつの間にかねじが緩んだり壊れかけたりと、事故の原因に繋がります。 ペーパーホルダーでは身体を支えきれません。立ったり座ったりする時に危険のないよう、必ずトイレ用の手すりを取り付けておきましょう。 ただし、トイレが狭い場合は、身動きするのにかえって手すりが邪魔になることも。そんな時は、普段は折りたたんでしまっておけるタイプの手すりを取り付けておくと便利です。
お掃除のしやすさ
トイレはいつも清潔が一番です。常にきれいな状態が保てるよう、掃除がしやすい便器、建材を選んでリフォームしましょう。 汚れが溜まらないフチなし形状の便器、汚れが付きにくい便器など、お手入れのしやすい便器が各メーカーからたくさん出ていますので、比べてみましょう。 また、トイレをリフォームする際、特に注意したいのが床材です。 塗装のない床板や通常のフローリング材では、すぐシミができたり変色してしまいます。 床をフローリング張りにするなら、アンモニアや薬品に強いタイプを選びましょう。強化ウレタン仕上げのコルク材、クッションフロアシート、トイレ専用のタイルなどもオススメです。 壁材には壁紙や珪藻土などの機能性壁材を使うと、消臭や調湿機能を発揮してくれるのでトイレが快適になります。